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専門の職人の手作りは別格!仏壇の作り方4工程を徹底解説

専門の職人の手作りは別格!仏壇の作り方4工程を徹底解説

本記事では、仏壇の作り方について、解説しています。

 

結論、仏壇の作り方は大きく4つの工程に分かれます。

それぞれ専門の職人が分業で作るため、最低でも10人以上の職人が携わっています。

弊社、辻井蓮華堂の仏壇もそれぞれの工程において専門の職人が手作りで製作しております。 

手作りならではの、温かみと繊細さが魅力です。気になった方は、弊社商品ページをご参照ください。

 

仏壇の作り方4工程を解説!

仏壇の作り方は、大きく4つの工程に分かれます。

1.木地工程

2.彫刻工程

3.塗り工程

4.組み立て工程

それぞれの工程について、詳しく解説します。

 

工程①:木地工程

木地(きじ)工程は、木材の選定から挽き、削りまで、各材料の仮組み立てまでを指します。

仏壇の基礎である型を、木材を扱う「木地師」と呼ばれる専門の職人が担当します。

釘を使わず、木を組み上げる技はまさに職人技。

 

仏壇に使われる木材は国産の杉や檜をはじめとして、外国産のものや黒檀、紫檀などの高級なものまで様々な種類があります。

各種類の木材の硬さや木目の違いなど、木材の性質を理解している職人だからこそ、木材の良さを最大限に活かした仏壇が作れるというわけですね。

 

弊社、辻井蓮華堂の仏壇も、職人が手作りで作っています。

昔ながらの唐木仏壇や現代風のモダン仏壇は、特に木目の温かみを感じられる仏壇です。

気になった方は、商品ページをチェックしてみてください。

 

工程②:彫刻工程

形が組み上がったら、次は彫刻工程です。

彫刻は、仏壇の印象に大きく影響します。

各宗派によって決まっているデザインに合わせて、

・龍

・植物(花)

・獅子

・天人

など様々なモチーフを、職人が手作業で彫っています。

機械にはない繊細で、目を引く仕上がりは職人ならではの彫刻技術によるものです。

 

彫刻の仕上がりが良いほど、高級感のある仏壇に仕上がります。

仏壇を購入する際は通販ではなく店舗に足を運ぶことで、細かい彫刻部分まで見て選ぶことができるのでおすすめです。

弊社、辻井蓮華堂では仏壇のプロが仏壇選びを全力でサポートいたします。

気になった方は、無料のお問い合わせフォームからご相談ください。

 

工程③:塗り工程

彫刻が施された仏壇は、塗り工程に移ります。

一般的に仏壇に使われる方法は、漆塗りです。

漆を塗った後は、表面を木炭で研ぎ平にし表面を磨きます。

磨くことにより、塗った漆の表面が仏壇特有の光沢感をもった仕上がりになります。

 

塗り工程は見た目だけでなく、木材の劣化を防いだり、虫がつきにくくなったりする効果も持っている重要な工程です。

塗り工程には、ホコリ等は厳禁です。

仏壇に塗りを施す際、ホコリをはらう筆を使いますが、普通に払ってしまうと仏壇の表面に筆の跡が残ってしまいます。

傷や汚れひとつない塗りの施された、艶やかな仏壇は、まさに職人技ですね。

 

工程④:組み立て工程

最後は、各職人が作ったものを一つに組み立てて仏壇の形に仕上げる工程があります。

工程①で仮組みした仏壇の細部を調整し、釘がなくてもグラつかない安定感のある仏壇に仕上げます。

細かい部分を修正する繊細さと、重い部品同士を組み立てるパワーどちらも必要になります。

組み立てるだけ、というわけではなく細部に職人の技が詰め込まれている大切な工程のひとつなのですね。



上記のように、仏壇の作り方を大きく分けると4つの工程に分けることができます。

各工程の中にも、さらに作業が細分化され、多くの職人が携わって一つの仏壇が出来上がります。

どの工程も、仏壇の仕上がりを左右する重要なもので、手作業だからこそ出せる繊細さが魅力です。

仏壇の購入を検討している方は、各工程を意識しながら実際に目で見て選ぶと納得した仏壇選びができますよ。

弊社、辻井蓮華堂では豊富な種類の仏壇を取り扱っています。

木材の印象や、彫刻の細かい部分など気になることはなんでも聞いてください。満足いただける仏壇選びをサポート致します。

ご来店前でも、無料のお問い合わせフォームからご相談を受け付けておりますので利用してみてくださいね。

 

仏壇をDIYする作り方3つの手順

仏壇を手作りしようと考えている方は、下記3つの手順を試してみると良いでしょう。

①構造を理解する

②部品やキットを用意する

③組み合わせる

各手順を詳しく解説します。

 

手順①:構造を理解する

手順の1つ目は、仏壇の構造を理解することです。

仏壇作りを始める前に、仏壇について調べて

・仏壇を構成する部品

・仏壇の内部構造

・仏壇の構成の決まり

などを知っておくことが大切です。

仏壇に毎日手を合わせていても、なかなか中の構造まで見る機会は少ないですよね。

 

何もしらないまま仏壇づくりを始めてしまうと、使い勝手が悪かったり壊れやすかったりと失敗につながりかねません。

宗教上の決まりに後から気がついてしまったら、作り直しが必要になってしまいます。

作ってからの手直しは、手間がかかるだけでなく、強度が弱く壊れやすくなるため、リスクが大きいので事前に理解しておきましょう。

仏壇は宗派によって、大きさや種類が変わる場合があるので特に注意が必要ですよ。

 

手順②:部品やキットを用意する

仏壇の構造を理解したら、材料となる部品を調達します。

ホームセンターなどで、適切なサイズの木材を買うのも一つの方法ですが、初めてDIYをする方には少しハードルが高いですよね。

DIY初心者の方、仏壇の構造について不安がある方は、専用のキットを利用しても良いでしょう。

キットなら、必要な大きさの木材や木材を組み立てる部品などが全て揃っているので安心です。

それぞれ木材や部品を買い集めるよりも、結果的に安く作れる場合もあります。

仕上がりイメージがつきやすいというのも、キットを使うメリットです。

部品購入の参考に、調べておくのもおすすめですよ。

 

手順③:組み合わせる

手順の最後は、買ってきた部品を組み合わせて仏壇の形に仕上げます。

キットの場合は、同梱されている説明書を見ながら組み合わせていきます。

木材等の部品から仏壇を作る場合は、組み合わせる部品も別途用意が必要です。

買い忘れやすいので注意しましょう。

仏壇は、長く使うものなので、組み立て部品もある程度強度のある部品を選ぶようにしましょう。

 

以上が、仏壇DIYの作り方の手順になります。

仏壇を作る際、一つずつ必要な部品を揃えると、気づいたらキットや安価な仏壇を買うよりも高くついてしまうことがよくあります。

仏壇の部品を買う際は、必要なものや値段を整理してから買うようにしましょう。

値段だけで手作りを検討している方は、安い仏壇と比較して検討するのがおすすめです。

弊社、辻井蓮華堂は無料のお問い合わせフォームからご相談を受け付けております。

無理に購入を進めることはいたしませんので、迷っている方はお気軽にご相談ください。

 

仏壇を自分で作るメリット3つ

仏壇を自分で作るメリットは、

・デザインが好みに合いやすい

・安価で仏壇が手に入る

・ペットの分も作れる

の3つがあります。

それぞれ詳しく解説します。

 

メリット①:デザインが好みに合いやすい

仏壇を自分で作るメリット1つ目は、仏壇を自分で好きなデザインを決められるので、好みに合った仏壇が手に入ることです。

使う木材の色や種類、組み立てる金具のデザインなど、好きなものをチョイスできるのは嬉しいですよね。

ただ、部品を選ぶ際は、

・ご自身の宗派で決まりがあるかどうか

・耐久性は十分にあるか

・部品の用途はあっているか

などを意識して選ばないと、作り直すことになりかねません。

 

好みやお部屋の雰囲気に合ったイメージを尊重しつつ、仏壇の決まりや使い勝手を意識して作りましょう。

仏壇は、仏具等の収納やお参りに使う道具を置くことも想定しなければなりません。

デザインを決める際、他に必要になるものについてもあらかじめ考えておくと安心ですよ。

弊社、辻井蓮華堂は、仏壇だけでなく仏壇周りの小物や消耗品も取り扱っております。

昔ながらのデザインだけでなく、家具やインテリアに馴染みやすいものもご用意があるので、ぜひ一度商品ページをご参照ください。

 

メリット②:安価で仏壇が手に入る

自分で仏壇を作ると、安く済ませることができます。

仏壇の値段を抑えるために、手作りを検討する方は比較的多くいらっしゃいます。

安い木材を探したり、リメイクしたりといくらでも工夫ができるのがDIYの最大のメリットです。

ただし、仏壇の部品は耐久性が重要です。

価格である程度絞ったら、仏壇にするのに十分な耐久性があるかを確認しましょう。

仏壇は頻繁に買い替えるものではないので、長い目で見て耐久性や安全性が満足できるものを選ぶことが重要です。

 

メリット③:ペットの仏壇も作れる

手作りの仏壇なら、ペット専用も作ることができます。

ご先祖さまと同じ仏壇にできなくても、手作りなら満足のいく形でペットのお供養ができます。

ご自身のペットを想いながら、世界に一つだけの仏壇を作ることができるのはDIYならではのメリットですね。

 

仏壇を手作りするメリットを3つご紹介しました。

しかし値段に関しては、部品を買う場所や工具、場所など環境によって変わります。

また、部品選びによっては、仏壇を買うよりも高くなることもあります。

仏壇を作るには、専用の工具や工具を使える場所も必要になるので諸々込みで予算を考えるようにしましょう。

 

仏壇を自分で作るデメリット

仏壇を自分で作るデメリットを5つご紹介します。

・簡単なものしか作れない

・高級感や重厚感が出にくい

・既製品より壊れやすい

・宗派に合っていない場合もある

・必要な時期に間に合わない可能性がある

それぞれ詳しく解説します。

 

デメリット①:簡単なものしか作れない

仏壇を自分で手作りすると、簡単な作りになりがちです。

前項でご紹介したように、仏壇は彫刻や塗装など、各工程をそれぞれの分野のプロである職人が分業して作られます。

しかし、手作りした場合は全て自分で行うため、どうしてもデザインが簡素になりがちです。

ただ、素材や部品に凝りすぎると値段が高くなり、失敗のリスクも多くなってしまいます。

複雑な作りは、素人が真似をすると破損しやすくなってしまうことも。。

そうなると、手作りの恩恵があまり感じられませんね。

 

仏壇を作る際は、どのように作るか完成像をイメージしてから作ると出来上がりに後悔する心配を減らせますよ。

 

デメリット②:高級感や重厚感が出にくい

仏壇特有の高級感や重厚感が出せない可能性があるのも、仏壇を手作りするデメリットです。

仏壇ならではの、塗装の深みや光沢感は、職人だから出せる技です。

手作りの簡単な塗装は家具であれば十分でも、仏壇となると物足りなく感じるかもしれません。

また、自分で木材を塗装すると、

・ムラができる

・劣化しやすい

・塗装がはげやすい

などのリスクがあります。

塗装が十分でないと、木材自体も傷みやすいので、手作りの仏壇を長持ちさせるのは難しいです。

塗装以外にも、木材選定や木材の切り方も手作り感が出やすいポイントです。

キットを使う場合でも、ある程度の手作り感は出てしまうので、長い目で見て本当に手作りで良いのか考えてみましょう。

 

デメリット③:既製品より壊れやすい

手作りの仏壇は、買ったものに比べて壊れやすくなります。

自分で作ったものなので修理は可能ですが、手間や時間がかかるものなので、あらかじめリスクとして覚悟しておく必要があります。

また、修理を繰り返しているとせっかく仏壇を安く作っても、最終的に買った方が安かったということになりかねません。

ご先祖様やご本尊様にも失礼になってしまうので、長く使うことを想定しておきましょう。

手作りをするにしても、耐久性が十分かどうかは意識することが大切ですよ。

 

デメリット④:宗派に合っていない場合もある

下調べが不十分のまま、仏壇を手作りするとご自身の宗派に合わないものを作ってしまうかもしれません。

仏壇に彫られている動物や植物などのモチーフやデザイン、仏壇本体の大きさは宗派によって決まっている場合があります。

仏壇は、とにかく形を作れば良いわけではなく、ご本尊様、ご先祖様に失礼のないように守らなくてはならない決まりがあります。

店舗で仏壇を買う場合、ご自身の宗派に合った仏壇を提案してもらえるので手作りよりも確実です。

弊社、辻井蓮華堂で取り扱っている仏壇は幅広い宗派に対応しています。

気になった方は、無料のお問い合わせフォームからご相談ください。

 

デメリット⑤:必要な時期に間に合わない可能性がある

仏壇は、故人の四十九日までに用意する必要があります。

店舗や通販で仏壇を買う場合、ある程度の納期が約束されます。

しかし手作りの場合、完成時期は自分次第。

忙しくてなかなか作業が進まないなどの理由から、必要な時期に間に合わなくなる可能性があります。

仏壇を店で買う場合や通販で飼う場合、ある程度ご自宅に届く日の見当がつくので安心ですね。

ご自身で作る場合は、日程感も意識する必要があります。

 

このように仏壇をご自身で手作りする場合は、事前に調べることや意識すべきことが多くあります。

安く済ませたいという理由だけで仏壇のDIYを検討しているなら、デメリットを考慮して考え直してみましょう。

長く使う仏壇だからこそ、後悔しないよう納得のいくものをお迎えするのが理想ですよね。

弊社、辻井蓮華堂は、無料のお問い合わせフォームをご用意しております。

予算についてのご相談も受け付けているので、気になった方は活用してみてくださいね。

 

仏壇は専門店に依頼するのがおすすめ!

仏壇は、専門の店舗で購入するのがおすすめです。

店舗なら、仏壇の細かいデザインや雰囲気、さらには使い勝手を購入前に比較してから決められます。

通販でも仏壇を購入できますが、高い買い物なので実物を見ずに買うのはリスクが高くおすすめしません。

また、通販でよくみる安い仏壇は

・量産しやすい簡単な作り

・多く手に入る単価の安い木材が使われている

という特徴があります。

職人が手作りで作ったものと比べると、見た目はもちろん耐久性が大きく変わります。

修理代や買い替え費用を考えると、安すぎる仏壇は避けるべきでしょう。

仏壇専門店の仏壇の中でも、シンプルなものや小型なものは比較的安く手に入る傾向があります。

シンプルなデザインは、どの宗派にも会いやすいので安心してお迎えできますよ。

仏壇選びは、値段と品質のバランスの良いものを選ぶことが重要です。

ご自身のイメージや希望に合った仏壇を買いたい!とお考えの方は専門店で実際に見て仏壇を選びましょう。

弊社、辻井蓮華堂は仏壇の種類も豊富に取り扱っておりますので気になった方は、お気軽にご相談ください。

 

まとめ:仏壇の作り方は4工程!職人技が品質の肝

仏壇の作り方は、大きく4つの工程に分かれており、それぞれの工程が専門の職人技で成り立っています。

我々と、ご先祖様をつなぐ大切な仏壇だからこそ安易に手作りせず専門店での購入がおすすめですよ。

仏壇の購入を検討中の方は、辻井蓮華堂のお問い合わせホームからお気軽にご相談ください!