


仏壇にお供えしてはダメな花もある!?ダメな花の特徴と適した花の選び方を解説
本記事では仏壇にお供えしてはダメな花と適した花を解説しています。
結論、仏壇にお供えしてはダメな花はあります。
どのような花がダメなのか、適している花はどのような花なのか本記事を参考にして確認しましょう。
弊社では、仏壇にお供えする花のご相談も承っております。
どのような花をお供えすべきか分からない場合や、お供えの方法が分からない場合はお気軽にお問合せください。
仏壇にお供えする花は長持ちする季節の花がおすすめ
仏壇にお供えしてはダメな花はあります。
基本的にお供えする花は、長持ちする季節の花を選ぶようにしましょう。
以下に各季節におすすめの花を紹介します。
通年を通しておすすめの花
・菊
・百日紅
・カーネーション
など
春におすすめの花
・キンセンカ
・アイリス
など
夏におすすめの花
・りんどう
・ケイトウ
・グラジオラス
・ユリ
など
秋におすすめの花
・ほおづき
など
仏壇には長く美しく咲き続ける季節の花を選ぶと、供養の期間中に花が枯れず心安らかな雰囲気を保てます。
特に、カーネーションや菊、ユリなどは長持ちする花で、仏壇へのお供えに適しています。
後述する仏壇に適した花の選び方3つのポイントも合わせて確認し、適切な花をお供えしましょう。
仏壇にお供えしてはダメな花の3つの特徴を解説
仏壇にお供えしてはダメな花の特徴は主に以下の3点です。
特徴1:棘のある花
特徴2:毒のある花
特徴3:枯れた花やドライフラワー
それぞれ解説します。
特徴1:棘のある花
棘のある花は殺生をイメージさせるため、バラやアザミなどの棘のある花は仏壇にお供えしてはダメです。
仏壇は心の平穏や敬意を表す場であり、優しさと柔らかさを感じさせる花を選ぶべきです。棘のある花はその性質上、仏壇の雰囲気を乱す可能性があるため、お供えする花は心地よさや安らぎをもたらし、故人への尊敬と感謝をイメージできるものにしましょう。
特徴2:毒のある花
毒のある花は仏様に毒を与えることになるため、彼岸花やチューリップなどの毒のある花は仏壇にお供えしてはダメです。
仏壇は清浄で安全な環境を保つための場所です。
供える花は心の平穏と感謝の気持ちを表すものであり、毒のある花をお供えすることは故人に対して無礼な行為にあたります。
毒のある花は美しいものも多いですが、故人や仏様への敬意を示すためにも毒のない花を選ぶようにしましょう。
特徴3:枯れた花やドライフラワー
枯れた花やドライフラワーは死や殺生をイメージさせるため、仏壇にお供えしてはダメな花です。
仏壇に供える花は、心の清らかさや生命の営みを象徴するものであるべきです。
枯れた花やドライフラワーは、一度の咲き誇りを終えた後の姿であり、生命力や鮮やかさを感じられないものとなります。
仏壇は、長期間にわたって供養を行う場所であり、その間も花が美しく咲き続けている状態が望まれます。
枯れた花やドライフラワーはその目的に反するため、仏壇にはお供えしないようにしましょう。
仏壇には美しい花をお供えしたくなりますが、これらの特徴を持った花をお供えすることは故人や仏様に対して無礼な行為にあたる場合があります。
仏壇の意味を改めて理解し、自分がお供えしたい花ではなく、故人のためを想った花をお供えするようにしましょう。
仏壇に適した花の選び方3つのポイント
仏壇に適した花の選び方のポイントは主に以下の3つです。
ポイント1:色の選び方
ポイント2:本数の選び方
ポイント3:花を長持ちさせる
それぞれ解説いたします。
ポイント1:色の選び方
仏壇に適した花を選ぶ際のポイントの1つ目は、色の選び方です。
一般的には、清楚で穏やかな色合いの花を選ぶようにしましょう。
例えば、淡いピンクや白、薄い紫などの色は、心の平穏や清浄さを表現する色なのでおすすめです。
また、鮮やかな色彩や派手な花は避け、控えめな色合いの花を選ぶと、仏壇の雰囲気を損なわず、故人への想いを尊重できるでしょう。
ポイント2:本数の選び方
仏壇に適した花を選ぶ際のポイントの2つ目は、花の本数です。
一般的には、奇数本を選ぶようにしましょう。
仏教の考え方では奇数は「不思議な力を持つ」「無限性や完全性を表す」とされており、1本、3本、5本などの奇数の本数で花をお供えするようにしましょう。
ポイント3:花を長持ちさせる
仏壇に適した花を選ぶ際のポイントの3つ目は、花を長持ちさせることです。
仏壇は長期間にわたって供養を行う場所であり、常に花が鮮やかな状態を保つことが理想とされています。
花を長持ちさせるためには、水をこまめに取り替える、切り口を斜めに切る、水に栄養剤を加えるなどのケアが大切です。
また、花の種類によって枯れるまでの期間が異なるため、カーネーションや菊、ユリなど長持ちする花を選ぶことも有効です。
長期間にわたって美しく咲き続ける花を選び、故人への供養の心を大切にしましょう。
仏壇にお供えする適切な花選び方をご紹介しましたが、最も大切なのは心からの敬意を込めて供養することです。
故人が好きだった花がある場合などは、先述したポイントを理解したうえで遺族に説明してお供えすることも一つの手段です。
その際は、棘のある花は棘を取り除くなど、対処できる部分はできるだけ対処してお供えすると理解も得られやすいでしょう。
まとめ:仏壇にお供えしてはダメな花か専門家に確認して選ぼう
花の種類や特性に詳しくない場合は、専門家に確認することをおすすめします。
気を付けて花を選んでも、気づかぬうちにお供えしてはダメな花を選んでしまっていたということもあります。
花屋や仏具店のスタッフは、適切な花の選び方や仏壇にふさわしいお供えのアドバイスを提供してくれるでしょう。
また、宗派や地域によっても異なる習慣やルールがあることも考慮すべきです。
専門家の助言を得ることで、故人への敬意を最大限に示すことができるでしょう。
弊社「辻井蓮華堂大和高田市本店」では、お供えする花についてのご相談も承っております。
お供えの花に関する疑問や相談があれば、お気軽にお問合せください。