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マンションの方でも安心!仏壇を置く向きの意味や注意点5つを徹底解説

マンションの方でも安心!仏壇を置く向きの意味や注意点5つを徹底解説

本記事では、マンションに置く場合の仏壇の向きについて解説しています。

 

仏壇の向きに決まりはありません。

仏壇の向きに対する考え方は複数あります。

マンションに置く場合など向きの選択肢が少ない場合は、ご家庭の生活スタイルに合わせて、目に留まりやすい場所に設置しましょう。

弊社『辻井蓮華堂大和高田市本店』は、仏壇の向きの自由度が低いマンション住まいの方におすすめの小型な仏壇やインテリアに馴染みやすいデザインの仏壇など豊富に取り揃えておりますお気軽にご来店、お問い合わせください。

 

マンションに置く場合の仏壇の向きに決まりはありません

仏壇の向きに決まりはありません。

特に、マンションに仏壇を置く場合は、置く向きが限られてくるので部屋の間取りや生活スタイルに合わせて仏壇の向きを決めると良いでしょう。

しかし、仏壇の向きは宗教感等によって考え方が多数あります。

意味を知らずに仏壇の向きを決めてしまうと後悔する可能性もあります。

仏壇の向きの持つ意味や決め方、注意点について詳しく解説していくので、迷っている人は参考にしてくださいね。

 

方向によって意味が異なる!?東西南北それぞれの仏壇の向きの意味を解説

仏壇の設置場所はともかく、向きに関する決まりやルールはありません

とはいえ、仏壇の向きの意味を知らずに決めるのは不安ですよね。

仏壇の向きが持つ意味は、宗教に由来するものや風水の面からくるものなどいくつか存在します。

 

マンション住まいの方など、仏壇を設置できる場所の選択肢が少ない方も安心して決められるよう、それぞれの方向の持つ意味を知っておきましょう。

・南向きに設置

・西向きに設置

・北向きに設置

・東向きに設置

上記4つの方向に分けて詳しく解説します。

 

仏壇の向き①:南向きに設置

南向きに仏壇を置くと良いとされる考え方は『南面北座説』と呼ばれています。

この説は、高貴な人物は南向きに座るという古来中国の風習が由来です。

日本でも中国の風習にならって敬う人は南向きに座るのが一般的になったため、敬う対象である仏壇も南向きに置く考え方が生まれました。

東西南北4方向の中で一番メジャーな向きです。

風通しもよく湿気も防げるため、仏壇の向きで悩んでいる方は南向きがおすすめです。

 

仏壇の向き②:西向きに設置

西向きで仏壇を置く考え方は『西方浄土説』と呼ばれます。

この説は仏教の、 西の方角に死者が生まれ変わる「西方浄土(極楽浄土)」があることが由来です。

また、日が昇り始めて新しい気が舞い込むのが東南であることから、吉方向とされています。

仏壇を西向きに設置した場合、吉方向に向かって手を合わせることになるため、風水の面でも良い方向です。

悪い意味はないので、マンションにお住まいの方で仏壇を西向きにしか置けない場合でも問題ありません。

 

仏壇の向き③:北向きに設置

仏壇を置く向きに決まりはありませんが、4方向の中では北向きはあまりおすすめしません。

理由は、直射日光が当たることにより仏壇が劣化しやすいためです。

しかし、マンションに住んでいる場合、仏壇の方向が限られてしまいますよね。

なにより、生活の邪魔にならない向きに設置していつでも手を合わせられることが大切です。

仏教では、どの方向に仏壇をおいても向き合う形になると考えられています。

そのため、マンション住まいで北向きにしか仏壇を置けない場合は無理に向きを変える必要はありません。

しかし、直射日光は仏壇の劣化を早めてしまうので、直射日光をなるべく避けて換気を心がけるようにしましょう。

 

仏壇の向き④:東向きに設置

仏壇の向きを東向きにする考え方は、『東面西座説』と呼ばれます。

由来はインドの日が昇る東は「立身出世」する縁起の良い方角とされ、主人は東向きに座るという風習からきています。

この考え方が日本に伝わり、風水で東南が吉方位とされたため仏壇を東向きに置くようになりました。

日が昇る方角が南東であることから、新しい運気が舞い込む方角と言われているので仏壇を置く方向がどうしても向きが決まらないときは東向きか、南向きに置くと良いですよ。

 

マンションに仏壇を置く向きの注意点5つ

仏壇を置く向きを決める際、知っておきたい注意点を5つご紹介します。

・宗教によって向きが変わる

・神棚や床間と向かい合わせの向きにしない

・床間と向かい合わせにしない

・直射日光など環境に注意して向きを決める

・生活スタイルや間取りに合わせた向きにする

それぞれ詳しく解説します。

 

注意点①:宗教によって向きが変わる

仏壇の向きに絶対的な決まりはありません

しかし、仏壇の向きに関する考え方は、

・風水の面から見た吉方向にする(前項参照)

・宗教で良いとされている向きにする

の2つが代表的です。

宗教によって推奨される仏壇の方向が異なると聞くと、知らずに決めるのは不安ですよね。

それぞれ詳しく解説していきます。

 

仏壇を東向きに置く宗教

仏壇を東向きに置くと良いと言われる宗教は代表的なものが3つあります。

・浄土真宗

・浄土宗

・天台宗

上記3つの宗教の信仰の対象の仏像である阿弥陀如来は、西側の方角にいるといわれています。

そのため西側の方角に手を合わせる東向きに仏壇を置きます。

 

仏壇の向き南向きに置く宗教

仏壇を左向きに置く考え方の宗教は3つあります。

・曹洞宗

・臨済宗

・真言宗

由来は、前項で述べた古来中国のしきたりからくるという説のほかに、お釈迦さまが説法する際南を向くためとも言われています。

また真言宗の場合は、本堂が南向きにたてられていることから南向きに仏壇を置くと良いと言われています。

仏壇の向きに指定がない宗教

日蓮宗は、仏壇の向きが決まっていません。

前項でおすすめした、吉方向である南・東向きがおすすめです。

 

宗教によって推奨される仏壇の向きが異なるとわかっても、マンションに仏壇を置く場合どうしても向きが限られてしまう場合もあります。

仏壇の向きに決まりはないので、意味を知った上で間取りや生活スタイルを考慮して方向を決めましょう。

 

注意点②:神棚と向かい合わせの向きにしない

仏壇の向きに絶対の決まりはありませんが、神棚と向かい合わせになる方向は避けましょう。

この配置は『対立祀り』と呼ばれます。

仏壇に手を合わせる際、神棚に背を向ける配置はタブーです。

ご先祖様を敬う気持ちを持って方向を決めることが大切ですね。

 

注意点③:直射日光など環境に注意して向きを決める

仏壇を置く際は、直射日光が当たらない風通しの良い場所がおすすめです。

直射日光が当たる場所は、仏壇が劣化しやすいため避けましょう。

 

直射日光の当たる場所に、仏壇を置くことは

・日焼け

・色あせ

・変形

など劣化の原因になります。

また、仏壇を風通しの良いところに設置すれば湿気によるカビを避けることができますよ。

マンションに住んでいる方は、特にお風呂やキッチン等の水回りを避けることが仏壇を長持ちさせるポイントです。

これら周りの環境に注意しながら邪魔にならないよう仏壇の向きを決めると決まりやすいです。

リビングに馴染むモダンデザインの仏壇や小型仏壇などにすることで、直射日光を避け家族みんなが手を合わせやすくなるのでおすすめです。

 

注意点④:床の間と向かい合わせにしない

仏壇を床の間と向かい合わせに設置するのはお勧めしません

床の間は、身分の高い人が使う部屋です。

そのため、昔は床の間に仏壇が置かれることが多く、今でも床の間に仏壇を置くことは問題ありません。

しかし神棚と同様に仏壇に手を合わせる際、床の間に背を向けるのはあまり好ましくないです。

仏壇の向きを決める際は周りとの関係も重要です。

 

注意点⑤:生活スタイルや間取りに合わせた向きにする

仏壇の向きを決める際は、生活スタイルや間取りに合わせた向きに置くのが1番です。

仏壇は、ご先祖様を思って毎日手を合わせたり掃除がしやすい場所に置くことが大切です。

家族で相談しながら、それぞれの家庭の生活スタイルや間取りに合わせて設置場所や向きを決めましょう。

 

マンションの場合は特に、目に留まる邪魔にならない場所に仏壇を設置できるよう話し合いましょう。

 

マンションでも仏壇の向きを決めやすいコンパクト型がおすすめ!

仏壇が大きい場合や、マンション住みで置く場所が限られている場合は仏壇の向きに悩みますよね。

最近では、コンパクトでリビングにも馴染みやすいモダン仏壇などが人気です。

 

当店でも洋間にも置ける現代的な仏壇を取り揃えております。

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まとめ:仏壇の向きはマンションの間取りや生活スタイルに合わせて決めましょう

仏壇の向きに明確な決まりはありません

マンションに置く場合は、特に仏壇の向きの選択肢が少なくなるのでご先祖様を敬い毎日手を合わせやすい場所に置くことを大切に、ご家族で話し合って決められてはいかがでしょうか。

弊社では、お部屋の雰囲気に馴染みやすい仏壇を豊富に取り揃えているのでお気軽にお問合せください!