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自分でできる!仏壇のクリーニング方法を徹底解説

自分でできる!仏壇のクリーニング方法を徹底解説

 本記事では自分で仏壇をクリーニングするために必要な物や手順を解説しています。

 

結論、ご自身で仏壇をクリーニングするには以下6つの手順で素材を確認し丁寧に行いましょう

①礼拝をしてご先祖様に挨拶

②仏壇の中にある仏具を全て出す

③はたきでほこりをはらう

④仏壇の内側と外側を掃除する

⑤仏具を掃除する

⑥仏具を元に戻す

 

意外と自分で行うこともできそうですが、誤ったクリーニングをすると仏壇を傷めるリスクもあります。

もし、自分で仏壇をクリーニングするのが不安な場合は無理せず専門業者に相談してクリーニングしてもらいましょう。

弊社でも仏壇の清掃サービスを行っています。

自身での仏壇クリーニングが不安な場合は、お気軽にお問合せください。

 

仏壇のクリーニングが大切な理由を解説

仏壇のクリーニングが大切な理由は、仏壇を永く使用し続けることができるためです。

長年の使用によって、仏壇にはほこりや汚れがたまり、それが原因で仏壇に虫や痛みが発生します。

痛みが酷いときは買い換えないといけないなんてことにもなりかねません。

 

仏壇のクリーニングを行うことで仏壇を清潔に保ち、ご先祖様に対する敬意を表すこともできます。

さらに、汚れが原因となる虫や痛みの発生を抑え、長年使用し続けることもできるのです。

 

自分で仏壇をクリーニングする際に準備するもの5つ

自分で仏壇をクリーニングする際に準備するものは以下の5つです。

①新聞紙

②はたき

③柔らかい布

④灰ふるい

⑤クリーニング液

それぞれ詳しく説明します。

 

準備するもの①:新聞紙

自分で仏壇をクリーニングするときに必要なもの1つ目は新聞紙です。

仏具を降ろす際に直接床におくと傷が付く可能性があるので置き場所として使用したり、灰の掃除の際に灰が床に飛び散らないように使用します。

 

準備するもの②:はたき

自分で仏壇をクリーニングするときに必要なもの2つ目ははたきです。

仏具のほこりをはらう際に使用します。毛先が細かくやわらかいものを使用しましょう。細かな場所のお手入れは筆はたきもあると便利です。

 

準備するもの③:柔らかい布

自分で仏壇をクリーニングするときに必要なもの3つ目は柔らかい布です。

できるだけ柔らかい素材のものが適しており、科学雑巾は材質により痛めてしまう可能性があるのでできるだけ使用しないようにしましょう。

また、仏壇は湿気に弱いので濡れ雑巾の使用は厳禁です。

 

準備するもの④:灰ふるい

自分で仏壇をクリーニングするときに必要なもの4つ目は灰ふるいです。

香炉の灰をきれいにする際に使用します。

仏壇専用の灰ふるいもありますが、よく料理などで使っているふるいでも代用可能です。

 

準備するもの⑤:クリーニング液

自分で仏壇をクリーニングするときに必要なもの5つ目はクリーニング液です。

使用することで仏壇をより美しく仕上げることが可能です。

汚れ落とし用のクリーニング液や艶出し用のクリーニング液などがあり、仏壇の素材によって使用できるクリーニング液が変わります

ご自身の仏壇に使用できるか確認して使用しましょう。

 

以上5つの物を準備すれば、自分で仏壇をクリーニングすることができます。

自宅にあるものも多いので手軽に揃えることができそうですね。

 

自分で仏壇をクリーニングする際の注意点3つ

自分で仏壇をクリーニングする際の注意点は以下の3つです。

①仏壇の素材を確認する

②元の位置に戻せるように写真を撮っておく

③カビを防ぐために晴れた日に掃除をする

それぞれ詳しく説明します。

 

注意点①:仏壇の素材を確認する

仏壇の素材によって使用できるクリーニング液が変わるので必ず確認するようにしましょう。

仏壇の素材は、主に3種類です。

金仏壇:漆塗りの金箔仕上げになっている仏壇

唐木仏壇:木材をそのまま使った仏壇

新仏壇:合板やアルミニウム、プラスチックなどを使った仏壇

 

注意点②:元の配置に戻せるように写真を撮っておく

仏具を元の配置に戻せるように、自分でクリーニングする前に写真を撮っておくと良いでしょう。

仏壇には多くの仏具が飾られているので、仏壇を自分でクリーニングする際には仏具を全て出します。

クリーニング後に、「どんな並びで飾っていたっけ、、、」とならないようにするためにも、あらかじめ写真を撮っておきましょう。

 

注意点③:カビを防ぐため晴れた日に掃除をする

自分で仏壇をクリーニングする際は、カビ予防のため晴れた日に実行しましょう。

仏壇や仏具は湿気に弱いため、雨の日などに自分でクリーニングをすると湿気を含んでしまいます。

その結果、カビの発生や金箔や漆の部分を痛めることに繋がりかねません。

 

自分でクリーニングをする際は、下記2点に注意して通気性を良くして作業を行うことがおすすめです。

・窓を開ける

・扇風機やサーキュレーターで換気

 

自分で仏壇をクリーニングをする際に注意する点は以上3点です。

仏壇はデリケートな物なのでいつも以上に丁寧に扱ってくださいね。

 

自分で仏壇をクリーニングする手順を解説

自分で仏壇をクリーニングする手順は以下の6つの手順です。

①礼拝をしてご先祖様に挨拶

②仏壇の中にある仏具を全て出す

③はたきでほこりをはらう

④仏壇の内側と外側を掃除する

⑤仏具を掃除する

⑥仏具を元に戻す

それぞれ詳しく説明します。

 

手順①:礼拝をしてご先祖様に挨拶

自分で仏壇をクリーニングする際は、ご本尊や位牌などの仏具を全て出さなくてはいけません。その前に今からお掃除をしますとご先祖様に挨拶をしてからクリーニングをはじめましょう。

この時に、元の並びに戻せるように写真を撮っておきましょう。

 

手順②:仏壇の中にある仏具を全て出す

次に、仏壇に納められている仏具を全て仏壇から出しましょう

その際、仏具が傷んでいないか確認するのがポイントです。

なぜなら早めに仏具の痛みに気づくことができれば簡単に修復ができるので永く使い続けることができます。

また、吊灯篭など簡単に外せないものは自分で無理に外さず付いたままでも大丈夫です。

 

手順③:はたきでほこりをはらう

仏壇の上から下の順ではたきでほこりを払っていきましょう

この時激しくはたいてしまうと仏具の彫刻や細かな造りの部分を破損してしまう可能性があるので、軽くほこりを払うだけにしましょう。

 

手順④:仏壇の内側と外側を掃除する

仏壇の内側と外側を布を使って軽く拭いていきましょう

汚れが落ちにくい部分は専用のクリーニング液を使うのがおすすめです。

仕上げに艶出し液を使っても大丈夫です。

この時に、以下2点に注意しましょう。

・濡れ雑巾は使わない

・金仏壇の金色の部分に触れない

 

汗や脂で指紋がついてしまうと、専門業者に依頼しないと落ちない場合もあります。

直接触れて汚れが取れなくなってしまった場合は、専門業者に相談しましょう。

また、当店では仏事なんでも相談コーナーを設けております。

お気軽にご相談ください。

 

手順⑤:仏具を掃除する

最後に仏具のクリーニングを行います。

・位牌

はたきでほこりを払い落とした後、脂汚れがある場合は柔らかい布で拭きとりましょう。

位牌も金箔部分はデリケートで剥がれる可能性があるので、手で触らず優しく拭きとりましょう。

 

・木製の仏具

木製の仏具ははたきでほこりを払い落した後、柔らかい布で水拭きをし、乾いた布で水分を完全に拭きとりましょう。

 

・金属製の仏具

アルミやステンレス、真鍮などの金属製の仏具は、金属用の研磨剤で磨き柔らかい布で拭きます。金メッキが施されている仏具に関しては、表面が剥がれてしまわないように乾いた布で軽く拭く程度にしましょう。

 

手順⑥:仏具を元に戻す

全てのクリーニングができたら、最初に撮った写真を元に仏具を元の配置に戻して仏壇のクリーニングが完了です。

 

自分で仏壇をクリーニングする際の手順は以上6つの手順です。

壊れやすい部分のクリーニングに注意すれば意外と簡単にお掃除できますね。

 

まとめ:自分で仏壇をクリーニングする際は”素材を確認し丁寧に”行う

自分で仏壇をクリーニングする際は、素材を確認し仏壇仏具が破損しないよう丁寧にお掃除を行うことが大切です。

この記事を参考に自分でクリーニングを行うことができますが、先述したようにクリーニングの方法を誤ると仏壇を痛めることに繋がるリスクもあります。

もし、自分で仏壇をクリーニングするのが不安な場合は無理せず専門業者に相談してクリーニングしてもらいましょう。

弊社「辻井蓮華堂大和高田市本店」でも仏壇の清掃サービスを行っています。

自身での仏壇クリーニングが不安な場合は、お気軽にお問合せください。

仏壇をきれいな状態で保って、これからもご先祖様との大切な生活をお過ごしできるようお祈りしております。